マウスピース矯正の費用を安くするには?
マウスピース矯正の費用を安くする方法とは?

〜前歯だけの矯正で無理なくキレイに〜
透明で目立ちにくいマウスピース矯正。
興味はあるけれど、「料金が高くて迷っている」という方も多いのではないでしょうか。
実は、治療の範囲を工夫することで費用を抑える方法があります。
今回は、矯正のプロが教える「コスパよくマウスピース矯正を受けるポイント」をご紹介します。
マウスピース矯正の費用はなぜ高くなる?
マウスピース矯正(インビザラインなど)は、患者さんごとにオーダーメイドで装置を作ります。
そのため、3D設計・シミュレーション・定期調整など、治療工程が細かく費用がかかります。
一般的な相場は 60〜100万円ほど。
しかし、すべての歯を動かす「全体矯正」でなければ、もっと費用を抑えることが可能です。
前歯だけを整える「部分矯正」という選択肢
奥歯の噛み合わせに大きな問題がない場合、
**前歯の並びだけを整える部分矯正(プチ矯正)**で十分きれいに仕上がるケースもあります。
たとえば、
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前歯の軽いねじれ
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すきっ歯(すこし空いている)
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歯の重なりが少し気になる
といった症状であれば、全体を動かさなくても対応可能です。
前歯矯正はなぜ安くできるの?
部分矯正は、動かす歯の本数や治療工程が少ないため、費用も期間もぐっと短縮できます。
| 比較項目 | 全体矯正 | 前歯部分矯正 |
|---|---|---|
| 矯正範囲 | 上下の全ての歯 | 前歯のみ(6〜8本) |
| 治療期間 | 約1〜2年 | 約3〜8ヶ月 |
| マウスピースの枚数 | 30〜60枚 | 10〜20枚程度 |
| 費用の目安 | 60〜100万円 | 20〜40万円前後 |
「奥歯の噛み合わせに問題がないか」が確認できれば、
見た目を整える範囲に絞って低コストで理想の歯並びを目指せます。
正中(真ん中のライン)を“完璧に合わせない”のも節約ポイント
上と下の前歯の真ん中(正中)を完全に揃えるには、
奥歯を含めて全体の歯列を動かす必要があります。
しかし、軽度のずれ(1〜2mm程度)であれば、
見た目の印象にはほとんど影響しません。
そのため、
「前歯をきれいに並べたい」「多少のずれは気にならない」
という方は、正中の完璧な一致にこだわらないことで、治療費をさらに抑えられます。
注意!部分矯正は“簡単そうに見えて難しい”治療
「前歯だけだから簡単そう」と思われがちですが、
実際には非常に繊細なコントロールが必要です。
前歯だけを動かすと、
奥歯を固定源にするため噛み合わせバランスが崩れるリスクもあります。
そのため、前歯のマウスピース矯正に実績のあるドクターに任せることが大切です。
▶ 部分矯正の症例が多い歯科医師なら
・的確なシミュレーション
・無理のない歯の動かし方
・仕上がりの精度
を重視した治療が受けられます。
費用を抑えながら満足のいく結果を得るためのステップ
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まずは相談して「前歯だけで治せるか」を確認する
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治療範囲を明確にし、無理に全体矯正にしない
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正中やわずかなズレを許容する
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経験豊富な歯科医を選ぶ
これらを意識することで、
「時間・コスト・見た目」のバランスが取れた治療が可能になります。
安さだけを重視しすぎないことも大切
費用を下げることは大事ですが、
「とにかく安く済ませたい」とだけ考えてしまうと、
後から噛み合わせの不具合や後戻りが起こることもあります。
大切なのは、
自分の歯並びに合った範囲で、適切な治療を受けること。
経験のある歯科医のもとで適切に進めれば、
無理のない費用で理想的な仕上がりを目指せます。
まとめ|前歯矯正+信頼できるドクターが費用を抑えるカギ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 奥歯に問題がなければ前歯だけでもOK | 治療範囲を絞って費用を節約 |
| 正中のずれは軽度なら気にしない | 無駄な工程を減らせる |
| 部分矯正の経験が豊富な医師を選ぶ | 精度の高い治療と後戻り防止につながる |
💡最後に
マウスピース矯正は、全体的な歯列改善だけでなく、
「見える部分を整える」目的でも効果的に行うことができます。
特に前歯だけの部分矯正は、
費用を抑えつつ短期間で笑顔の印象を変えたい方に最適です。
「どこまで動かす必要があるのか」「部分矯正で対応できるのか」
気になる方は、ぜひ一度カウンセリングでご相談ください。












