クリンチェック解説④ 25歳女性
クリンチェック解説④
25歳女性のケースです。
本ケースで矯正終了時の口腔内写真もご提示します。
主訴は上下の前歯の叢生(ガタガタ)です。
術前の口腔内写真です。
上下顎の前歯に叢生が見られます。
正面からみるとそれほど気にならないぐらいですが、
上顎面観では上顎前歯に翼状捻転(ねじれ)と叢生が確認できます。
下顎の叢生は軽度です。
ケースアセスメントによる診断です。
上下とも叢生の改善の難易度は低いとの判定です。
iTeroによるシュミレーションです。
上下とも叢生が改善されています。
インビザラインGOで矯正治療を進めていくことになりました。
次にクリンチェックです。
iTeroのシュミレーションとほぼ同じような矯正計画になりました。
上顎の歯は翼状捻転もあり中程度の叢生がありますので、IPR(歯と歯の間を削る)が設定されています。
下顎の叢生は軽度のため、IPRは必要のない計画となりました。
必要なステップ数は15ステップ、約5か月の矯正期間です。
この患者様は他県より通院されてこおられますので、通院回数をできるだけ少なくし、LINEのアプリを利用して経過観察を行いました。
矯正治療終了後の口腔内写真です。
クリンチェックで計画された歯並びとほぼ同じ歯並びを実現できました。
インビザラインではかなり正確に歯を動かすことができます。
これはマウスピース矯正の大きな長所と言えます。