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【歯科医が解説】バイオフィルムがつきにくい歯科材料とは?虫歯・歯周病予防の新常識!

【歯科医が解説】バイオフィルムがつきにくい歯科材料とは?虫歯・歯周病予防の新常識!

 


「詰め物や被せ物のまわりばかり虫歯になる…」

 

それ、バイオフィルムがつきやすい材料が原因かもしれません。

  • 同じところが何度も虫歯になる

  • 被せ物と歯の境目が黒くなってきた

  • 歯周病が進行していて、被せ物のまわりの歯ぐきが腫れやすい

この記事では、

  • バイオフィルムが付きにくい歯科材料とは?

  • 逆に、つきやすい素材とは?

  • 材料選びが虫歯・歯周病リスクにどう影響するのか?

  • 審美性や耐久性とのバランス

をわかりやすく解説していきます。


バイオフィルムとは?簡単におさらい

 


バイオフィルムとは、**歯の表面や詰め物の周囲などにできる“細菌の膜”**のこと。

 

  • 虫歯・歯周病の主な原因

  • 歯垢が成熟して粘着性の高い膜となり、通常の歯みがきでは除去しづらい

  • 表面の性質により、付きやすい・付きにくい材料がある


バイオフィルムがつきにくい歯科材料【TOP3】

 


✅ 1. セラミック(ジルコニア・e.maxなど)

 


▶ 特徴

 

  • 表面が非常になめらかで、汚れがつきにくい

  • プラークやバイオフィルムの付着が少ない

  • 金属を使わないため、歯ぐきの黒ずみが起きにくい

▶ 期待できる効果

 

  • 二次虫歯(詰め物の下で再び虫歯になる)を予防

  • 歯ぐきとの境目も清潔に保ちやすい

  • 長期的に見て再治療のリスクが低い

📌 審美性も高く、前歯・奥歯問わず人気の素材です。


✅ 2. ハイブリッドレジン(高性能コンポジットレジン)

 


▶ 特徴

  • 樹脂にセラミック粒子を混ぜた複合材料

  • セラミックほどではないが、表面が比較的なめらか

  • 小さな虫歯の治療や部分的な修復に適している

▶ 期待できる効果

 

  • 小さな隙間にも適合しやすく、プラークの侵入を防ぐ

  • セラミックよりも柔らかく、噛み合う歯にも優しい

📌 比較的低コストで、前歯の修復や詰め物に多く使用されています。


✅ 3. 高精度なCAD/CAM冠(樹脂+セラミックブロック)

 


▶ 特徴

  • 歯科技工士の手作業ではなく、コンピューター制御で削り出すため非常に精密

  • 表面がなめらかで、歯との隙間も最小限に抑えられる

▶ 期待できる効果

  • 歯ぐきとの適合性が高く、歯周病リスクが低減

  • 経年劣化が少ないため、長期間バイオフィルムがつきにくい状態を維持しやすい

📌 保険適用範囲も拡大しており、奥歯の治療に選ばれることが増えています。


バイオフィルムがつきやすい材料とは?

 


❌ 1. 銀歯(パラジウム合金)

  • 表面に細かい傷がつきやすく、プラークが付着しやすい

  • 経年劣化により境目にすき間ができ、虫歯菌が侵入

  • 金属イオンの溶出により歯ぐきが黒くなることも


❌ 2. プラスチックの仮歯・古い樹脂材料

  • 表面が粗くなりやすく、着色・バイオフィルムがつきやすい

  • 素材自体が水分や菌を吸収しやすいため、再感染しやすい


素材だけじゃない!「精度」も重要ポイント

 


▶ 材料が良くても、“詰め方”が雑だと意味がない!

 

  • 詰め物・被せ物と歯の間に段差があると、そこにバイオフィルムがたまりやすくなります

  • 丁寧な形成・接着・研磨がされているかが重要

📌 当院では、**虫歯が再発しにくい“精密補綴”**に力を入れています。


よくある質問(Q&A)

 


Q. セラミックって本当に虫歯になりにくいんですか?

→ はい、虫歯になりにくい“環境”を作る素材です。
ただし、セルフケア+定期的なメンテナンスも不可欠です。


Q. 銀歯が入っているけど、取り替えた方がいい?

→ 見た目・耐久性・虫歯予防の観点から、セラミックへの置き換えを検討する方が増えています。
→ まずは状態をチェックし、必要性を診断しましょう。


Q. 保険の白い歯(CAD/CAM冠)でも効果ありますか?

→ 以前よりも素材や精度が大幅に進化しており、バイオフィルムの付着も少なくなっています。
→ 適応部位や条件があるので、詳しくはご相談ください。


当院の“バイオフィルムに強い治療”のこだわり

 

  • ✅ セラミック・ジルコニアなどの高機能素材に対応

  • ✅ 精密な形成・接着・研磨による精度の高い治療

  • ✅ 必要に応じて唾液検査やリスク診断を実施

  • ✅ 定期メンテナンスでバイオフィルム除去

  • ✅ 駐車場ありで通いやすい!


まとめ|素材選びで“虫歯や歯周病のリスク”が変わる時代です

 

  • バイオフィルムがつきにくい材料は、虫歯・歯周病の再発を防ぐカギ

  • セラミック・高機能レジン・精密補綴など、素材+技術の両立が重要

  • 見た目だけでなく、**「長く健康に使える歯」**を目指して治療素材を選びましょう


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