インビザラインで頭痛が起きる?の記事を監修しました。
マウスピース矯正研究所のサイトで
インビザラインで頭痛が起きる?
理由と対処法を解説!
インビザラインの矯正治療でも同様に歯の痛みのほかに頭痛を感じることがありますが、矯正治療がきっかけで起こる頭痛の原因は、使用する矯正装置ではなく顎周りの筋肉や精神的ストレスによるものがほとんどです。
インビザラインで頭痛が起こる理由と対処法について解説いたします。
こちらは「マウスピース矯正研究所」で私が監修した記事のダイジェスト版です。
また、マウスピース矯正に関しては当院のマウスピース矯正のページもご参照下さい。
インビザラインに限らず、矯正治療中に頭痛が起こることはある
矯正中に歯が動く痛みや矯正装置の不快感のために無意識に歯を食いしばることがあり、肩や首、顎周辺の筋肉が緊張して血流が悪くなり、筋緊張性の頭痛や肩こりが起こることがあります。
原因は矯正中の歯の食いしばりによる筋肉の緊張なので、インビザラインなどの矯正の装置によって頭痛が起こるわけではありません。
筋緊張性頭痛はハチマキで頭をきつく縛ったときのように頭全体や後頭部から首にかけて締め付けるような圧迫感のある痛みが特徴です。
頭痛の中で代表的な片頭痛はズキズキとした拍動痛があるのが特徴で、まれに吐き気を伴うほど痛みが強いため日常生活に支障をきたすことがありますが、筋緊張性頭痛の痛みの程度は軽度から中度であることが多く、矯正治療によって筋緊張性頭痛が出現しても日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。
インビザラインで頭痛がしやすい5つのタイミング
1.ゴム掛けをしたとき
歯や顎の位置、噛み合わせなどを正しい位置に導くために、小さな輪ゴム(顎間ゴム)を上下顎にまたがるように掛ける「ゴム掛け」を行うことがあります。
歯の根元に矯正力が加わるので無意識に食いしばるため、痛みや頭痛を感じやすいタイミングです。
2.マウスピースの装着・交換のとき
インビザラインはマウスピース(アライナー)を1〜2週間に1回交換して歯を動かします。1回に歯を動かす量は最大0.25mm程度ですが、新しく歯が動くのでマウスピースを初めて装着したときや新しいマウスピースに交換したばかりのときは、歯の痛みが生じて食いしばりやすくなるため頭痛を引き起こすことがあります。
3.朝起きたとき
夜寝ている間は歯ぎしりや食いしばりが起こりやすいため、顎周辺の筋肉が緊張状態になりやすく頭痛を引き起こしやすいです。
歯ぎしりや食いしばりが無くても、矯正治療中は歯を固定されることで常に肩や顎がこわばって力が入りやすいため頭痛が起こりやすいです。
4.硬いものを食べたとき
硬い食べ物は噛んだときに歯に伝わる力が強いです。矯正治療中は根が不安定な状態なので、噛む力が刺激となって歯や頭が痛むことがあるため注意が必要です。
5.精神的ストレスが大きいとき
痛みは心の状態とも大きく関係があり、精神的ストレスが大きくなると交感神経と副交感神経のバランスが乱れて痛みを感じるハードルが低くなり、少しの刺激でも痛みを感じやすくなるので頭痛を起こす可能性があります。
特に矯正治療中は口の中にマウスピースが入っている違和感や歯が動く痛みなどで精神的ストレスが大きくなりやすいため、無意識に食いしばる、就寝中に歯ぎしりをするなどして頭痛が起こる身体の状態になりやすいです。
インビザラインによる頭痛の予防と対処法
筋肉の緊張をほぐす習慣を付ける
肩や首、顎周りの筋肉が凝ると血流が悪くなり筋緊張性頭痛の原因になるため、肩や首のストレッチをする、マッサージや整体に行く、入浴はシャワーだけでなくお風呂に浸かって身体を温めるなど、筋肉の緊張をほぐす習慣を付けると良いでしょう。
また、十分な睡眠時間の確保と散歩などの軽い運動を行うなどしてリフレッシュし、ストレスを解消するのもおすすめです。
痛み止めを飲む
マウスピースを交換したばかりのころは歯が動く痛みが出ますが、痛みは36時間後までがピークで徐々に落ち着いてきます。
歯の痛みがあると無意識に食いしばってしまい頭痛が起こることがありますが、我慢できないときは歯科医院で処方してもらったものか薬局で購入した市販の痛み止めを服用しましょう。
ただし、痛み止めを飲むと頭痛は軽減しますが、飲み過ぎると食欲不振や腹痛、頭痛の悪化やアレルギー症状の発現などの副作用が起こる危険があります。
決められた量と服用回数を厳守し、それでも痛みが続くようなら歯科医師に相談しましょう。
記事詳細についてはマウスピース矯正研究所のページをご覧ください。
詳しくは以下のリンクからご参照ください。
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